建設業界は深刻な人手不足!この時代に若い職人を確保する4つの知恵

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どんゴリ(@dongori_momoki)です。

 

どんゴリ
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どの現場でも人手不足と言われている建設業界。こんな時代に若い職人を確保するためにやるべきことが分かります。

 

現場で働く職人といえば、力強くて男の中の男というイメージがある反面、頭を使えないヤツがやる仕事などという印象を持たれてしまうのも事実です

イメージが良いにせよ悪いにせよ、今、建設業界が深刻な人手不足であるのもまた事実。中でも若い職人が入ってこない、入ってきてもすぐに辞めてしまうことが顕著です。

 

なぜそうなってしまうのか?

私も配管工として9年目を迎え、建設業界というものについて分かってきた点や思うところがありますので、それも含めてまとめてみます。

 

原因と思われる内容を4つ挙げ、それを逆手に取った戦略を考えてみました。身近に新人がいる方や人材が欲しいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

建設業界が人手不足である理由を考えてみる

建設業界がなぜこんなにも深刻な人手不足なのか? なぜ若い職人が確保できないのか?

色々な意見はあるかと思いますが、この業界に10年近くいる私が考えてみました。主な理由は以下の4つ。

 

  1. 建設業界のイメージが良くない
  2. 肉体労働で体育会系
  3. 色んな意味でいいかげん
  4. そもそも志が無い

 

順番に少し細かくみていきましょう。

 

建設業界のイメージが良くない

これはスーツがいいかニッカポッカがいいか? とかの話ではなく、あくまでも個人が持つ“イメージ”の話。

例えばニュースで殺人事件や煽り運転をして事故を起こした容疑者の職業を見て、こんな風に思うことってありませんか?

 

「また建設作業員か」

 

他にも、街中で堂々と路上喫煙をしているヤツがいると思ったら、

 

「また建設作業員か!」

みたいなことです。笑

 

統計的な話は難しくなるので置いておくとして、そういった一部の“マズい”人のせいで悪いイメージを持たれてしまう可能性は大いにあります。

それから、現場作業では当然汚れますし、めちゃくちゃ汗をかいて臭いますし、身なりが清潔とはかけ離れた人が多いのも事実です。

 

肉体労働で体育会系

いわゆる3K(キツい・汚い・危険)といわれる肉体労働で、根っからの体育会系であることは、職業を選びそして続けるにあたってマイナスに取られることが多いですよね。

確かに、肉体的に楽な仕事ではないですし、夏や冬は特にキツいですし、親方にメッチャ怒られることも。

 

一歩間違えれば死につながるような作業もありますから、半端な心構えではできません。

ただ、体育会系という一言では説明できないような、乱暴な扱いをされている人を見かけることもあります。

 

そんな光景をみたりされたりしたら「そりゃ辞めるわ・・・」って感じです。

 

色んな意味でいい加減

建設業界やゼネコンがどうのということではなく、実際の現場というのは結構いい加減です

例えば、この日に来ると言っていた材料が来なかったり、何日までに終わらせると言っていた前行程の作業が手付かずだったりと、なかなか思うように自分たちの作業も進みません。

 

他にも、パソコンで図面を描いているにも関わらず、配管が障害物に当たり最初からやり直しになるなんてことも少なくないです。

実はこのいい加減さが大量の残材廃棄や職人が“遊んで”しまうことによる人件費の無駄を生んでいます。

 

そもそも志が無い

世間一般にキツいと言われていたり、人気がないと言われている仕事でも、やっている本人に志があれば続きますし楽しいはずですよね。

もちろん、親方や先輩は厳しく接しながらも仕事の楽しさを教えるべきではありますが、他人の気持ちや性格を変えるのには限界があります

 

もともと職人を始めたきっかけとして、親がやっているから・普通の会社になんて就職できないから(学歴や年齢)・とりあえず稼ぎたいから、というようなことではやる気が出るわけがありません。

若い職人を確保する4つの知恵

前章で建設業界のネガティブな内容を4つお伝えしましたが、それに対してどのような発想を持ち対策を行い、若い職人を確保していくかについてまとめます。

 

建設業界のイメージはみんなで良くしていく

業界のイメージを簡単に払拭することはできませんが、個人として、会社として行動を少し変えるだけでも変わってくるはずです。例えば以下。

 

  • 車の運転はできるだけスマートに
  • 作業着が汚ければ可能な範囲で着替える(電車利用の場合)
  • 路上喫煙をしない、ゴミを捨てない
  • 缶ビールやチュウハイを歩きながら飲まない
  • 家に帰るまでが現場作業(節度のある行動)
  • 知り合いの職人が変なことをしているのを見かけたら注意する

 

一つ一つは小さなことかもしれませんが、やらなければ何も変わりませんから、みんなでイメージを良くしていきましょう!

 

仕事のキツさよりメリットを強調する

現場作業がキツいのは分かりきっていることなので、これらの点を逆にメリットとして強調してみると良いかもしれません。

 

  • 毎日体を動かせるのは健康的
  • 腕っぷしが強くなる
  • 夏場にたくさん汗をかいた後の仕事終わりの一杯は格別!
  • どデカイ建物を作るのに携わったという達成感を得られる
  • 情に“熱い”人が多い
  • 作業時間がキッチリしていてメリハリがある
  • 専門的な技術をしっかり身につければ、どこの現場でも通用する
  • 家関係で何かが壊れてもあらかた自分で直せる
  • 仕事とは関係ない力仕事で自信が持てる

 

草食系男子などという言葉が出回っている昨今ですが、力強い男に憧れる人はいると思いますし、体育会系といってもしっかりとメリハリ(緩急)をつけるのが大事ですね。

 

いい加減は臨機応変と言い換える

いい加減と言っても、材料を注文している人がウソつきだとか、図面を描いている人がパソコンの素人だとか、そういう話ではありません。

”あえてそんな感じ”なのです。

 

というのも、全てを綿密に計画して完璧な図面を作り上げてから作業したのでは、作業開始までに超時間もかかってしまいますし、万が一どこかに遅れやミスがあった場合に総崩れになってしまいます

なので、ある程度ざっくりとした工程の中で作業しながら、収まりや業者間の絡み、状況に応じて一部施工のやり直しなども考慮した、臨機応変な対応を行なっていくわけです。

 

現に、最終的には「ミリ単位の収まりを求められる作業をこなし、法律の厳しい基準をクリアした建物が完成」するわけですから、“良い加減”な管理・監督・職人こそなせる技と言えますね。

 

採用時や経験が浅い時期の見極め

人を採用する際にはなかなか見極められることではありませんし(そもそも最初は超意欲的なもの)、贅沢は言ってられないところもありますから、“試用期間”での見極めも必要になってきます。

他人が思っていることを正確に見抜くのは至難の技なのですが、やはり環境づくりは必要です。

 

  • 休憩中も積極的に話しかけたり定期的に面談をする
  • 作業中を含め風通しが良く明るい雰囲気作りをする
  • 場合によってはよく話し合った上で早期に別の道に進んでもらうという決断も選択肢としておく

 

心底やる気が出ないことを頑張ってやってもらうほどヒマではありませんし、経験が浅いうちは生半可な気持ちでは特に事故を起こしやすいもの。

そうなれば本人も会社も共倒れになってしまうことは頭に入れておくべきです。

まとめ

今、建設業界が深刻な人手不足に悩まされているのは事実。それには建設業界のイメージや現場仕事のキツさが影響していることは否めません。

ですが、それに悲観するのではなく、できるだけ若い職人を確保し育てていきましょう。

 

今回のポイント

人材不足、特に若い職人が減っている建設業界だが、マイナスに思われがちなことを出来るだけメリットとして伝えられれば若手にも響くはず!

 

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