「自己投資」は上手くやれば最大のリターンが得られる。
なぜなら、投資という行為そのものをするのは他の誰でもない自分であり、知識・経験値を高めたり健康な体や健全な精神を培ったりすれば、人生そのものに大きくプラスになるからだ。
今回は数ある自己投資の中で、私が実際に身をもって経験した“単価が”高額なものベスト3をシェアする。
全て非常に大きなリターンを得たので、その具体的な内容も書いていく。
自己投資の高額単価3位:ebayスクール
ebayといえば世界最大級のECサイトだが、オークションサイトのシェアとしては右に出る者はいないだろう。
日本ではオークションサイトといえばヤフオクを思い浮かべるが、世界的にはebayなのだ。
そのebayを利用し世界(主にアメリカ)に向けて日本の製品を販売していく、「ebay輸出」のスクールが第3位にランキング。
ebay輸出スクールの基本データ
スクール単発での価格は160,000円ほど。
サポート期間は半年間で、専用のスクールサイトが共有され、そこに基礎〜最終的にebay輸出で生計を立てるレベルまでのテキストや動画教材が共有されている。
そして月に1度くらいのスパンでオフラインのセミナーが開催され、そこで主講師や他のスクール生たちと交流できるのだ(飲食の会費が数千円かかる)。
半年間のサポート期間中は教材や具体的な操作などに関する質問はし放題だが、必ずしも主講師が回答してくれるわけではなく、“運営陣”が適宜回答してくれる。
ポイントとなるのは、実際にebayでアカウントを作成し商品を出品する際に使える「独自のシステム」を提供していること。
これはよくあるリサーチシステムなのだが、これで他との差別化を図っているわけだ。
サポート期間が終了すると、サポート延長とシステム利用料という名目で月々サブスクのような形式に移行する。
まぁこの辺りはこの手のスクールによくある話で、私もその後半年間くらいは利用したと記憶している。
ebay輸出スクールの特徴とリターン
当スクールの特徴といえば何といっても「独自のシステム」だったわけだが、個人的にはあまり利用していなかった。
というのも、ある程度早い段階で“海外ウケする商品”を見つけたからだ。
それは答えを言ってしまうと「中古の鑿や鉋」なのだが、これが海外ウケがメチャメチャ良い。
なぜなら、遥か昔から刀文化があった「日本の刃物に対する技術」は世界的に認められており、名匠が造ったものはその切れ味や耐久性が廉価品と比べ物にならないからだ。
システムの方に話を戻すと、概要としては「最近日本から海外に売れた商品をキーワードでリサーチしてくれる」ツールになる。
安く仕入れて高く売るいわゆる“せどり”と言われるこのビジネスモデルでは、何といってもリサーチが重要であり時間がかかるものなので、それを半自動的にやってくれるのは助かる。
だが正直に言ってしまえば、「薄利の商品」がほとんどのため、それで生計を立てるつもりなら膨大な数を捌かなきゃならない。
例えば1つで100円の利益なら1,000個売っても10万円だ・・・
それなら普通にバイトした方がえぇやん!てことになりかねないのだが、実はせどりは奥が深くてお金以外に得られることもたくさんあるので、その辺りはまた別の記事にて。
それで結果的にどのくらいリターンがあったかということだが、金額としては粗利ベースで月に10〜15万円といったところ。
毎日帰宅後に1〜3時間くらいの作業だったので、おそらく本腰を入れてもっと時間をかければ 3倍くらいはゆうに稼げたと思う。
ただ、仕入→検品+研ぎ(刃物)→出品→売れたら発送、という作業の繰り返しは恐ろしく退屈で、数ヶ月しかモチベーションが続かずに半年くらいで辞めてしまった。
自己投資の高額単価2位:ブログスクール
ブログといえばWeb上の日記みたいなイメージがあるが、世の中にはそれで生計を立てている人もたくさんいる。
メディアとしてはかなり古い部類だが、文章のページが無くなるというのはあるとしてもまだまだ先の話だろう。
ブログスクールの基本データ
まずスクールの価格としては驚きの500,000円。
スクールの期間は半年間で、専用のポータルサイトからテキストベースの教材や動画・音声などのコンテンツを確認し学ぶことができる。
スクールの運営状況はチャットワークというツールを使ってタイムリーに共有され、講師とのやりとりもそこで全員にシェアされる。
そして月に1度のオフラインスクールがあり、そこで記事の生添削や講師のデモンストレーション、スクール生間の交流がなされるわけだ。
既にブログで“不労所得”を確立している人が講師なので信頼性はあったし、教材についても全くのシロウトでも迷わないであろう詳しくしっかりとしたものだった。
ブログスクールの特徴とリターン
このブログスクールのすごいところは、メイン講師の質問や日報に対するレスポンスの速さだ。
かなりのスパルタでキツいこともズバズバ言ってくるのだが、まあとにかく「いつ寝てるの?」と思うくらいにどの時間帯でもレスが速い。
加えて情報共有が半端じゃない。
お手本になるブログや役立つツールなどはもちろん、ためになりそうなYouTubeチャネルや映画に至るまで、とにかくgiveの精神がすごかった。
講師がこれだけやってくれるなら自分も頑張らなきゃ!と思たし、スクール生間でも切磋琢磨しあって“基準値”がどんどん高まっていった。
普通はこういう類のスクールだと徐々にフェードアウトしていって最後には2割くらい残るみたいのが多いが、当スクールでは何と9割以上が最後まで残っていたくらいだ。
それで実際にこのスクールでのリターンはどれくらいかといえば、計算が難しいのだが最高月収(純利)が10万円強で、ブログから売上が発生してからはコンスタントに月3〜5万円を稼いだ感じ。
最終的にこの時作成したブログは紆余曲折あって現在は閉鎖しているのだが、他のブログにて現在も月に5万円以上はコンスタントに収益がある。
このスクールに入っていたのが今(2023年3月)から3年以上前のことなので、スクール代金はとっくにペイできているし、コンスタントな副収入があるのはありがたい限りだ。
自己投資の高額単価1位:歯科矯正
人間の歯は永久歯に生え変わったあとは、抜けてしまえばそれで終わりだ。
だからこそ歯の健康はとても大切なのだが、とにかくこれはおろそかにされがちだろう。
虫歯や歯槽膿漏などはもちろん、「噛み合わせ」も非常に大切で、噛み合わせが悪いと体が曲がったり精神的に不安定になったりしてしまうことが分かっている。
高校生くらいから噛み合わせが悪かった私は、特に生活に支障はなかったのだが30代にしてようやく噛み合わせを治そうと決心し、矯正治療に踏み切ったのだ。
マウスピース矯正の基本データ
まず価格だが、事前のカウンセリングは無料でその後の診察・検査に進むと金額が発生する。
検査費用は50,000円(自費診療なのでこれだけでも高額)だが、検査のみで治療しないという選択肢もある。
※治療に進めば“名目上”検査費用は無料ということになっている。
私はそのまま治療に進み、一括で750,000円ほど支払った。
確か60回とかの分割もできたはずなので、その場合は月々1万円ちょっとの支払いになる。
マウスピース矯正では、1週間ごとに少しずつ形が異なった(正常な噛み合わせに向けて移動させた)ものに交換していく。
まず歯並び全体を専用の機械でスキャンし、システム上でゴールの噛み合わせをシミュレーションすることで、ある程度まとまったステップ数のマウスピースを作るのだ。
通院は1〜2ヶ月に1回というペースで、その際に歯間にわずかな隙間を作る処置をしたり、歯を動かし苦するための小さな突起をつける処置をしたりするのだ。
もちろんその通院も自費診療なので1回に3,000〜5,000円くらいかかる。
期間は人それぞれだが1年〜2年くらいが平均で、私の場合は最初のマウスピース装着から最後まで2年3ヶ月を要した。
そしてこれでハイ終わりではなくて、決まった噛み合わせを固定するためのマウスピースを1年くらいつけ続けて、ようやく完了ということになる。
マウスピース矯正の特徴とリターン
マウスピース矯正は昔ながらのワイヤー矯正と比較するとメリットが多い。
例えば以下のようなこと。
- 食事の時に外せるので、食べにくかったり食べ物が詰まったりしない
- 無色透明なので、装着していてもパッと見では分からない
- 歯磨きの際に外せるので影響が少なく綺麗に磨ける
- 基本1週間で次のマウスピースになるため衛生的
- ホワイトニングなどと並行してできる
ワイヤー矯正は基本的に外せないし、見た目は露骨で歯磨きが行き届かずに虫歯になるケースもあるが、それらの点が気になる人にはありがたいことばかりだ。
逆につけている時は原則として食べられないし、熱いもの・着色のあるもの・糖分のあるものを飲むのはNGだし、毎日洗浄などの手入れが必要という煩わしさがあるのは事実だ。
この辺りは好みの問題になってくるし、私は双方の医師に話を聞いた限りでは、どちらも矯正力に差はないそうだ。
それでこの自己投資によるリターンを話さなければならないのだが、正直なところこれはまだ完全には分かっていない・・・
というのも、実は今の時点では仮歯だった部分の治療をしており、その後最終のスキャン〜およそ1年の定着用マウスピース装着という部分が残っているからだ。
ただ、噛み合わせ自体はとても安定していて気分が良く、食べ物も左右均等にガシガシ噛めるので満足度は高い。
なにしろ歯は一生物なので、ここで噛み合わせを治せたのは今後の人生を豊かにする上で非常に大きなポイントになるだろう。
今回のまとめ
今回は私がこれまで実際にやってきた自己投資の中で、特に単価が高かったものBest3をシェアした。
単価は驚くほど高いが、どれもそれ以上のリターンを得られるものであり、人生に新たな選択の幅を広げてくれたり、健康や気持ちの面でプラスにしてくれたり、メリットは絶大だった。
高いお金をかければ必ずリターンが得られるわけではないが、しっかりと精査し必ずリターンをあげる気持ちで取り組めば、理想の人生や幸せに近づくことができると実感している。
ぜひ参考にしてほしい。
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