ハンサードのアスパイアには基本的に2つのユニットがある。
具体的には初期ユニットと累積ユニットだ。
それぞれのユニットを理解しておかなければ、場合によっては思わぬ損をする可能性もあるため、基本としてしっかり押さえるべき。
今回はその2つのユニットについてまとめる。
知らなきゃヤバい2つのユニット
ハンサードのアスパイアで積立投資をやっているなら、確実に初期ユニットと累積ユニットの2つを理解しておくべき。
さもなければ、場合によっては大きな損失を被る可能性もあるし、手数料の構成を理解することだってできないのだ。
とは言っても、難解なものではないので、この先を読んでしっかりと理解をしてほしい。
正確には初期ユニットと累積ユニットに加えて「ボーナスユニット」というものが存在する。
ただ、ボーナスユニットは1年積立を行った累計額に対して付与されるものなので、今回は含めない。
満期にならなきゃ戻ってこない「初期ユニット」
初期ユニットとは、積立開始〜2年間(24ヶ月)に払込んだものが入るユニットのこと。
これは積立期間や積立金額に関わらず一定だ。
最大の注意点は、この初期ユニットは満期になるまでホールドされるということ。
つまり、満期まえに解約してしまうと没収されるのだ。
どんなに運用成績が良くても、初期ユニット分の損失を相殺できるほどの利益(含み益)を出すのはかなり難しい。
だからハンサードのアスパイアでは満期まで運用することが前提だし、それが利益を最大化できる条件となる。
初期ユニットにかかる手数料
初期ユニットにかかる手数料は、ぶっちゃけてめちゃくちゃ高い。
なんと評価額に対して「8%」が毎年かかってくる。
これは正直とてつもなくデカい。
例えば、毎月5万円積立ているのであれば、5万円×12ヶ月×2年=120万円×8%=96,000円だ。
これが毎年だからいかにデカいか分かるだろう。
ただ、積立金額が増えてくれば全体に対するパーセンテージが減っていくのは事実だし、ボーナスによって少し軽減される仕組みになっている。
この点はまた別でまとめることにする。
積立するほど増えていく「累積ユニット」
累積ユニットは、3年目以降の払込額が入るユニット。
3年目〜満期まで払込んだものは全てこのユニットに入ることになる。
例えば満期が30年だとすれば、最初の2年が初期ユニットなのに対し、残り28年分が累積ユニットだ。
だから当然のことだが、この累積ユニットは積立期間が経過するほど増えていく。
1年ごとに残高に対して0.75%のボーナスが付与される仕組みになっているが、それもこの累積ユニットの評価額にお対してということになる。
ちなみに、もし途中解約すると手元に戻ってくるのはこの累積ユニットのみ。
先に説明した通り初期ユニットは戻ってこないし、ボーナスユニットも戻ってこないので注意が必要だ。
だからというわけではないが、この累積ユニットの利益を最大化すべく、ポートフォリオも見直していくことが理想だ。
累積ユニットにかかる手数料
累積ユニットには、その評価額に対して1%の手数料が毎月かかってくる。
つまり、積立期間が経過し残高が増えるほど手数料も大きくなるのだ。
この1%という数字はかなり大きい方だが、先ほど説明した0.75%のボーナスによって、実質0.25%に軽減される仕組みとなっている。
手数料率は満期まで変わらないので、累積ユニットに対して初期ユニットの割合が小さくなるほど、残高全体に対する手数料の割合が小さくなることが分かるだろう。
今回のまとめ
ハンサードのアスパイアには、大きく分けて初期ユニット・累積ユニットという2つのユニットがある。
これらの特徴を理解し、手数料やボーナスについても理解しておくことが大切だ。
柔軟にポートフォリオを変更し、利益を最大化するためにも最低限の知識として押さえておこう。
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