2013年2月に開始したハンサードの積立投資。そのポートフォリオの中のファンド「HIL Janus Henderson Global Sustainable Equity GBP」についてまとめる。
主に“脱炭素銘柄”に投資している等ファンドは今後数年にわたって成長の見込みがある。
では見ていこう。
ファンドの特徴
脱炭素トレンドが旺盛になる中、環境に配慮した技術・サービスを開発し提供し続ける優良企業に投資しているのが当ファンドだ。
ホームページを見ると以下のような記載があった。
私たちは、持続可能な開発、革新、そして長期的な複合成長の間には強いつながりがあると信じています。
私たちの投資フレームワークは、環境と社会にプラスの影響を与える企業への投資を目指しています。同時に、環境や社会に有害な活動に関与していると思われる企業を避けることで、混乱の正しい側にとどまるのに役立ちます。
当ファンドの投資先業上位は以下のようになっている(数字はパーセンテージ)。
ソフトウェア・半導体などのテクノロジー系をはじめとし、金融やヘルスケアセクターにも投資しているようだ。
- Microsoft:6.18
- Evoqua Water Technologies:3.48
- Aon:3.11
- NVIDIA:2.91
- Intact Financial:2.88
- Taiwan Semiconductor Manufacturing:2.83
- Autodesk:2.80
- Westinghouse Air Brake Technologies:2.51
- Marsh & McLennan Cos:2.42
- Nintendo:2.41
今や世界中で広まっている「ESG」への取り組みを重視していることは間違いない。
この流れは今後も更に広まり、強化されていくだろう。
ポートフォリオに組み入れている根拠
当ファンドは、バイデン氏が米大統領に就任後、クリーンエネルギーへの大規模な資金投入を決めたことで、市場が拡大するのではとの思いから組み入れを決定した。
IFAの担当者にポートフォリオ見直しで相談した際にも、選択肢として挙げてくれたファンドの1つでもある。
個人的にはバイデン政権は今後厳しい状況になる(中間選挙で共和党に負ける)と考えているが、だからと言ってクリーンエネルギーに対するトレンドは続くだろう。
ファンドマネージャーの手腕のおかげか、コロナパンデミックの影響も限定的で、その後著しい成長を遂げている。
中期的に見てまだまだ伸びしろが期待できるので、数年は保持する予定だ。
ファンドのパーセンテージと運用成績
当ファンドのポートフォリオ組入率は10%で、2021年の5月から新たに積立を開始した。
記事執筆時点で2022年の6月なので、およそ1年経過しているが、直近1年の成長率は2.12%(ユーザーページより確認)。
目立った成績ではないが、2022年に入ってからの大幅な下げ相場の影響を考えれば、踏みとどまっていることを評価すべきだろう。
現在はインフレによる利上げやコロナの影響や戦争の影響により相場はかなり不安定だが、クリーンエネルギーのトレンドはまだまだ続くと思われる。
2022年の米大統領中間選挙の結果によっては“引き際”を考える必要もあるかもしれない。
今回のファンドのまとめ
今回取り上げたファンドは「HIL Janus Henderson Global Sustainable Equity GBP」というファンドだ。
現在のクリーンエネルギートレンドやESG投資にマッチしているが、これらの世界的流れには今後も注視しつつ、ポートフォリオを見極めていく必要があると思っている。
コメント