ハンサードのアスパイアで積立投資を開始して早10年超。
ふと「もしハンサードが破綻したらどうなるんだ?」という疑問が湧き、恥ずかしながら初めて調べたのでまとめる。
ハンサード(Hansard)って?
ハンサードはロンドン証券取引所に上場しているハンサード・グローバル・ピーエルシーを親会社とするハンサードグルプの一員だ。
正式名称はハンサード・インターナショナル・リミテッド(HIL)。
所在地は世界有数のオフショア金融センターである「マン島」で、金融サービス機構より保険業のライセンスを受け、世界中で長期生命保険業務を行っている。
日本では、金融商品取引法に基づき投資運用業者として登録している。
所在地のマン島とは
マン島はアイリッシュ海に位置する英国王室属領だ。
厳格な金融規制を有するオフショア金融センターとして、国際通貨基金(IMF)に認められている。
ユネスコの生物圏保護区域に指定されている自然豊かな島であり、その一方で世界で最も危険な競技とも言われる「マン島TTレース」の開催地でもある。
経済定期な安定性が高く、有力格付け会社も高い評価を付与している。
ハンサードが破綻したらどうなるか
ここから本題の「ハンサードが破綻したら私たちの大事な資産はどうなるのか?」という点についてまとめていく。
まずハンサードが破綻した場合、一般的には救済・合併会社が出てくる。
そして新しい会社に契約が引き継がれることになる。
ただし、契約条件がどの程度引き継がれるのかは分からないので、この点はよく確認が必要だ。
救済・合併会社が出てこなかったら?
通常ハンサードの資産は顧客が直接リスクを負って投資に回している。
そのため、ハンサード社が流用することはできない。
よって、通所は時価によって戻ってくる可能性が高いのだ。
逆にハンサード社が万が一資産を流用していたとすれば、投資家の居住地に関わらず、マン島の投資家保護に関する法律に基づき、運用資産の評価額の90%が保護される。
これはハンサードのホームページでも明確に謳っていることだ。
今回のまとめ
今回はハンサードの破綻リスクについてまとめた。
現在の経営状況や格付けから考えると、早々に破綻するような可能性は低そうだが、いざそうなったときに自分の大切な資産がどうなるかは把握しておくべきである。
契約が引き継がれた際の詳細が読めない部分はあるものの、資産が戻ってこないとか半分になってしまうなんてことはないだろう。
当面は運用の方に集中すれば良さそうだ。
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