シンガポールに本拠を置くソーシャルメディア企業であるJOYY[YY]は、今後の成長が期待される新興国を中心にサービスを展開している。
非常に割安となっている同社に対して仕込みを行った。
[2023/09/29追記]
9月に減配が発表され、株価推移は堅調だったが配当投資の意図にそぐわなくなったため売却済み。
SBIでの取引結果
- 買付日:2023/07/31
- 買付数量:10株
- 取得単価:34.96USD
- 手数料:1.58USD
- 為替レート:141.97円
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[YY]買いのポイント
JOYY[YY]買いのポイントは以下の3つ。
- 成長著しい新興国市場
- ソーシャルアプリに特化
- 豊富な手元資金と割安な株価
新興国市場
新興国は先進国に比べて人口成長率が高く、世界のGDPの70%を占めている。
この流れは今後数年間は続くとみられ、その背景にあるのは「新中間層」の急速な拡大だ。
若年層の多さからスマートフォンの利用時間も増加しており、インターネット関連サービスも飛躍的に拡大している。
JOYYはその恩恵を受けている企業の一つであり、現在地球上で最も購買力のある新興国の若者たちの支持を得ているわけだ。
新興国市場は世界のGDPの70%を占めているにも関わらず、その時価総額は27%に過ぎない。
だがそれは今後数年で変わる(増加する)ことが確実視されており、新興市場銘柄が割安な今がチャンスだと考える。
そこに中国のゼロコロナ政策の大幅な緩和や、インフレの沈静化による利下げなどが追い風のとなり、さらに新興国の経済と株価は押し上げられるだろう。
ソーシャルアプリに特化
JOYYの成長を支えるのは「Bigo Live(ビゴライブ)」と「Likee」というプラットフォームだ。
「Bigo Live」はライブストリーミングサービスであり、同社の売上の大半を占めている。
世界150の国と地域でサービスを提供し、そのユーザー数は3億人を超えている。
ユーザーの80%を18歳〜35歳の年齢層が占めていて、消費の旺盛さという点では理想的な年齢層だろう。
その証拠に、ソーシャルアプリに対する消費者の支出額で世界第2位にランクインしているのだ。
一方、「Likee」は短編動画のプラットフォーム。
こちらは黒字化したばかりだが、ここからは同社の売上に貢献してくれるだろう。
豊富な手元資金と割安な株価
2020年、中国のライブストリーミング事業をバイドゥ[BIDU]に36億ドルで売却した。
元々フリーキャッシュフローは潤沢だったが、それにより更に余剰資金は豊富になった。
4億ドルの負債に対し、43億ドルの現金、短期証券、制限付き預金を保有している。
制限付き預金を除外したネットキャッシュは36億ドルだ。
すべての資産から負債額を差し引いた純資産は55億ドル、1株当たりでは80ドルとなる。これは現在の株価を 130%上回る水準だ。
にも関わらず、株価は純資産倍率(PBR)0.4倍という、驚くほど低い水準で取引されている。
加えて、配当利回りは5.87%(株価34.76ドル付近)という高水準。
圧倒的に割安な今が仕込みどきと言うわけだ。
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