【ハンサードアスパイアのボーナス】累積ユニットに対して5%

ハンサードのアスパイアにて積立投資を開始して11年目に突入した。

つまり、やっと累積ボーナス(2つあるうちの1つ)の恩恵を享受できるようになったので、その点について掘り下げてみる。

 

ハンサードのアスパイア概要については以下より。

参考:【ハンサード積立投資】優良な海外ファンドに投資するメリットや注意点

 

アスパイアは手数料が高い?

ハンサードのアスパイアは他の海外積立商品に比べると手数料が高いということをよく聞く。

これはその通りでもあり、そうでないとも言える。

 

というのも、ハンサードのアスパイアは積立年数が経過するほど、手数料の“割合”が小さくなるように設計されているのだ。

 

これは初期ユニット(積立開始から2年分)に対する手数料額が大きく(毎年8%)、その全体に占める割合が積立年数の経過とともに減ってくるからである。

合わせてサービス手数料なるものも月に13.5ポンド(2023/05時点でおよそ2,300円)かかってくるが、これも固定なので同じことが言える。

 

積立総額は毎月確実に増えていくので、手数料が平均化され実質的な割合が減るのは当然だ。

言い方を変えれば、早期に解約するほど手数料はバカみたいに高いのは事実。

 

なにしろ、初期ユニット部分は満期にならないと引き出せない(満期前解約なら事実上の徴収)し、解約手数料として積立総額の7.5%も持っていかれるのだ。

だから短期的な値動きに一喜一憂したり他の儲け話に目移りしたりすることなく、続けることが大切だと思っている。

参考:ハンサードのアスパイアって手数料高すぎ!?積立実績から分析してみた

やっときた11年目以降のボーナス

2023年の2月で積立開始から10年が経過し、11年目に突入した。

そうすると、毎月の積立金額に対して5%上乗せされるのだ。

 

私の場合、積立金額は5万円だから、2,500円が上乗せされる計算。

現に11年目の積立から上乗せされているのが分かる。

 

この「5%」というのは、投資をある程度やってきた人なら、いかに大きいかが分かるだろう。

何せ日本では定期預金でも1%に遠く及ばない超低金利の時代に、最初から5%の利益を上乗せしてくれているようなものだから。

 

この5%のボーナスによって、実質的な手数料割合はさらに減ることになるが、とにかく11年目以降からというのがカギだ。

11年未満で解約してしまえばなんの関係もないし、解約しないまでも積立を停止していても同じ話

 

浮き沈みを繰り返しながらも、10年という期間を淡々と積立続けてきた者だけに与えられるボーナスなのだ。

このボーナスの良いところは、景気の波に左右されることなく必ず5%もらえることと、運用成績によってはそれがさらに増える点だ。

 

試しにネットの複利計算機で「年利率4%・20年間」でシミュレーションしてみたところ、20年後の満期にボーナスありとなしで90万円を超す差が出た(税金考慮せず)。

累積ボーナスあり

累積ボーナスなし

 

まぁそううまくいかないかもしれないが、逆にそれを上回る可能性だってある。

とにかくこの5%は大きいのだ。

今回のまとめ

今回はハンサードのアスパイアにある累積ボーナスのうち、11年目以降に付与される「毎月の積立額に5%上乗せ」についてまとめた。

長期積立投資は満期まで続けることが前提となるが、ほったらかしにせずポートフォリオやリスクの管理をできる範囲でやっていくことをおすすめしたい。

 

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