パンデミックの収束による旅行需要の戻りやインフレのピークアウト(感)を背景に、ホテル業界の伸びが期待される。
今回、世界的なホテルチェーンを展開する、ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングス[HLT]を購入したので記録しておく。
SBIでの取引結果
- 買付日:2023/03/09
- 買付数量:2株
- 取得単価:142.759USD
- 手数料:1.29USD
- 為替レート:137.01円
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[HLT]買いのポイント
ヒルトンホテルと言えば聞いたことがある人や、実際に宿泊したことがある人も多いだろう。
私はレストランを利用した記憶くらいしかないのだが、それよりも曽孫に当たるヒルトン姉妹の方が印象深い…
今はどうしているか知らないが、10代・20代の当時はそのヤンチャぶりが話題だった(人気もあった)。
話が逸れたが、HLT買いのポイントは以下の3つ。
- 小さなことの積み重ね
- パンデミックを逆手に捉えた見通し
- ブランド戦略
小さなことの積み重ね
自分がホテルに泊まった時のことを思い出してほしいが、自宅とは違う小さないくつもの感動がないだろうか。
ヒルトンが成功したのは、その小さなことを積み重ねたからに他ならない。
例えばそれは、
- 素晴らしいベッドとリネン
- 適切な照明
- 優れたコンテンツを備えた高品質のテレビ
- ベッド脇のコンセント
- 照明付きの鏡が備わった広いバスルーム
- 十分なスペースがあるカウンター
- 適切なシャワーの水圧
- 一部の競合他社が提供するペーパータオルではなく、ふかふかのタオル
などなど、基本的でもあるがダイレクトに顧客の満足度に響く内容だろう。
ホテルに滞在するなら、綺麗で清潔なのはもちろん、部屋全体の高級感がありながら落ち着いた雰囲気や、肌に触れるものひとつつひとつから「非日常」を味わいたいと思う。
その期待を満足させ、あるいは上回れば、顧客満足度は向上しリピーターとなるのだ。
パンデミックを逆手に捉えた見通し
パンデミックは間違いなく旅行業界に大きな影響を与えた。
衛生面への徹底的な対応によりコストがかかる上に、ロックダウンや旅行制限よる影響をモロにくらったわけだ。
人々は2年近く家に閉じ籠り、閉ざされた生活に嫌気がさしフラストレーションが溜まった。
そこで消費者は家具や家電などのようなモノよりも、旅行のような体験を好むようになったのだ。
昨年の2022年、HLTは既にパンデミック前のピークを上回る宿泊客を迎えている。
ブランド戦略
同社は「ヒルトン」以外にも合わせて19のブランドを持ち、世界123カ国で7,000軒以上の施設を保有している。
その品質では高い評価を得ており、「ヒルトン・オナーズ」という1億5,000 万人の会員を持つロイヤルティ・プログラムも有しているのだ。
ーーロイヤルティ・プログラムーー
サービスを何度も利用したり、商品を頻繁に購入してくれたりする「優良顧客」に対し、企業が特典を与えるマー ケティング施策のこと。「良質な顧客体験」を提供して、ブランドに愛着や信頼感を持ってもらう ことを目的としている。
言い方は適切ではないかもしれないが、要するに「囲いこみ」戦略だ。
とは言え、お客自身もそのサービスに満足できるし、企業側にとってもリピートしてくれるわけで、まさに「WIn-Win」の関係を築けていると言えるだろう。
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