「投資をしたいけど投資に回す資金がない」「まとまったお金が貯まったら投資を始めようと思う」
こんなことを言って投資を始められない人は多い。
確かに資金がなければ投資はできないが、それは単に言い訳である。
そこで今回は投資の原資を増やすための方法を5つ紹介していくことにする。
※紹介順はお勧め順とかではないので、ご注意いただきたい。
副業する
この数年で大企業も副業を公認するなど、副業に対する世間の考え方もだいぶ変わってきた。
昔はいかに会社にバレないように副業するか、みたいなことが1つのコンテンツとして成り立っていたくらいだ…
とにかく本業以外に仕事をすればその分収入は増えるから、場合によっては丸々投資に回すこともできるだろう。
副業のメリット
- 本業とは違った収入の柱を作れる(その気になれば)
- 単純にやった分だけ収入になる
- 自分のペースでできる。
まず第一に、副業は自分のペースでやれるものが多いということだ。
本業と比較すれば責任の範囲も限られるものが多く、言い方は微妙かもしれないが気楽に取り組める。
副業することで単純に収入を増やすだけでなく、うまくやれば安定的な収入源になったり、本業以上に稼げたりする可能性もあるのだ。
副業のデメリット
- 副業とはいえ仕事をしている時間が増える
- 本業よりコスパが悪い
本業以外の分野で初めてやるような内容も少なくないだろうことから、最初はコスパが悪い。
“強制力”が低いため、なかなか続かないことも多いだろう。
仕事をしている時間が増えるので、その分、家事・育児・趣味・娯楽・余暇の時間などが減ることになる点は注意が必要だ。
支出を管理する
支出を管理するのは、実は投資においては大切な第一歩だ。
なぜなら、原資を捻出するに当たってはまず支出を把握していなければ、何を無くしたり切り詰めたりするべきか分からないからだ。
Excelでも家計簿アプリでも、とにかく支出を管理するクセをつけるべきなのだ。
支出を管理することのメリット
- 自分のお金の使い方が把握できる
- お金に関する計画が立てやすくなる
- お金の流れを可視化できる
自分が何にお金を使っているかを把握することで、どうやったら原資を捻出できるのかの計画を立てることができる。
もししっかりと支出を管理した上で、どうやっても削ったり減らしたりするものがないというのなら、収入を増やす方に専念すべきだろう。
支出を管理することのデメリット
- 慣れないと非常にめんどくさい
支出管理は、なんといってもめんどくさい。
家計簿アプリを入れて入力し始めたものの、おそらくは1ヶ月経たないうちに辞めるのが普通だろう。
ただ、そこはもう頑張って習慣にするしかない・・・
なので例えば細かい明細までは入力しないとか、クレカや1つのキャッシュレス決済に統一する(履歴が残る)など、できるだけ手のかからない方法をお勧めする。
衝動買いをやめる
誰しも少なからず衝動買いの経験があるのではないだろうか。
ショッピングモールやデパートなどをぶらぶらしている時に、ふと「うわっ、これめっちゃいいやん!」と目を惹かれそのまま購入し、家に帰って後悔する、もしくは全く使わない。
これは本当になんの意味も無いしお金を捨てているようなものなので、できるだけというか完全にやめるべきだ。
衝動買いをやめることのメリット
- 消費に対する冷静な判断が身に付く
- 後悔が減る
- 無駄遣いを他のことに回せる
衝動買いはその名の通り「コレいい!」という衝動的な気持ちで消費行動をしてしまうことであり、ほとんどの場合、冷静な判断ができていない。
つまり、欲しいと感じたのは単に目新しいものが新鮮だっただけで、そこをグッと堪えて少し間をあければ必要のないものだと分かる。
それをクセ付けていけば、消費に対する冷静な判断が身につき、後悔することもなくなり、使わなかった分を投資に回すことができるはずだ。
衝動買いをやめることのデメリット
- 買った瞬間のスカッとした高揚感は味わえなくなる
- ウィンドウショッピングが苦痛になる
買い物がストレス発散になると言う人は結構多いものだ。
そういう人にとってはウィンドウショッピングが苦痛になるかもしれないし、他のストレス発散方法を探す必要が出てくるだろう。
嗜好品をやめる
断言するが、世の中の嗜好品と言われるものは、お金の使い方としては完全にムダだ。
なぜなら、そもそも嗜好品は栄養を摂るものではないし、生きていく上で必要なものではないからだ。
嗜好品をやめることのメリット
- 健康になることが多い
- 無駄な時間を減らせる
嗜好品の代表格といえば、酒とタバコだろう。
実は私も20代の後半まではタバコをガンガン吸っていたし、酒も浴びるように飲んでいた。
しかし、いくら若くても飲んだ翌朝はゲリだし、体はタバコ臭くてすぐに喉は痛くなるし、今となっては“若気の至り”としか思えない。
酒やタバコをやめれば、体に良いのはもちろんそれに費やしていたムダな時間が無くなるし、お金も他に回せるというまさに「一石三鳥」なのだ。
嗜好品をやめることのデメリット
- ストレス解消手段だったものがなくなる
- イライラする
酒やタバコをストレス解消の手段としている(その時点で依存度が高くかなりマズいが・・・)人にとっては、やめることが非常に苦痛になるだろう。
中には手指の震えが出てくるような人もいる。
そしてそういった人の多くは精神的にも不安定になるため、いつもより不安になったりイライラしたりする可能性がある。
だからと言ってやめない理由にはならないので、少しずつでも減らす努力をすべきだ。
懸命に働く
冒頭で副業について書いたが、本業により一層懸命になることで収入が上がる可能性がある。
例えば、バイト・パート・日給制の人なら、単純に働く時間を増やせばその分稼げるし、資格や能力によって手当が増えるかもしれない。
会社の利益に貢献し、いつも前向きな姿勢で仕事に取り組み、会社に欠かせない存在となれば給料が上がるのは当然の流れだろう。
懸命に働くことのメリット
- 本業での評価が上がる
- 昇給するかも
- 時間労働ならその分稼げる
私もこれまでに色んな職種や会社を経験してきたが、そこでは例外なく懸命に働く人の方が稼いでいた。
よほど努力の方向性を間違っていない限り、一生懸命働き会社の利益に貢献できる人の方がより多く稼げる。
社内での評価が上がれば昇給する可能性も高いし、それは自営業だったとしてもお客様からの評価という点で同じことだ。
懸命に働くことのデメリット
- 仕事をしている時間が増える
- 他のことが疎かになる可能性がある
特に男性に多いのかもしれないが、仕事が好き(というか中毒気味)で人生の大半の時間を仕事に使う人がいる。
それでもちろん稼ぎは多いわけだが、その結果病気になってしまったり離婚してしまったりすることも。
健康や家族との関係を損ねるまで働くのは間違いなので、ライフワークバランスは大切にするべきだ。
今回のまとめ
投資の原資が確保できないという理由で投資をやろうとしない人がいるが、それでは本当にいつまで経っても投資を始めることはできない。
今回ご紹介した内容を1つ1つ確認していくことで、少なからず原資は確保できるはずだ。
ぜひ“今”からやってみてほしい。
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