【投資と投機の違い】知れば必ず資産を増やせる堅実な投資方法とは?

「投資」と「投機」の違いとは?これを知れば必ず資産を増やせることが分かったので、それをまとめる。

 

日本ではまだまだ投資が浸透していない感があるが、そもそも大多数の人が投資ではなく投機をしていることが分かった。

当たり前だが、投資と投機には根本的な違いがあり、誰しもなんとなく分かっているような気はするが、まさか自分が投機をしているとは気がつかないのだ。

 

この投資と投機の違いは完全に理解し、自分が投機に寄らないように常に見直すべきだろう。

 

投資と言われていることのほとんどが実は投機!?

日々投資の情報を漁りながら実際に投資商品を買うことを続けていると、世の中で投資と言われていること(投資としてやっていること)が投機であることが分かってきた。

この結論をものすごく簡潔に言い表すと以下のようになる。

 

  • 投機:未来の相場を予想して売買すること
  • 投資:企業・経済・技術の進歩と共に資産を成長させること

 

これをもう少し噛み砕いてそれぞれまとめてみる。

 

「投機」とは?

辞書的な意味としては「不確実だが当たれば利益の大きいことを狙ってする行為(ギャンブル)」「短期的な相場変動の差益を狙って行う売買行為」のような言われ方をする。

つまりは、最たる例として株のデイトレードやFXなどがこれに当たると思っている。

 

ただ、それならデイトレもFXもやっていないし自分はちゃんと投資してるけど、と思いながら投機している人が多い。

その理由としては以下の2点に集約される。

 

  1. 自分で値動きを予想したり値動き(チャート)を見て売買したりしている
  2. 自分の財を投入している対象をよく理解していない

 

値動きの予想は無意味

まず100%言えることは、「未来の相場の動きを正確に言い当てられる人は誰もいない」ということ。

これは本当に当たり前の話だが、なぜか「自分の予想だけは違う」と思ってしまう人が大多数のようだ。

 

今や市場参加者のおよそ9割がプロだと言われているが、そのプロたちが1日中チャートにへばり付き企業分析をしても確実なことは分からないのに、それがなぜ私たち“シロウト”に分るのだろうか?

だから自分で相場の動きを予想(特に短期的な)して売買するなんて愚の骨頂だし、株価が上がってきたから買う・下がってきたら売るなんてことをしていたら金を捨てているのと一緒だ。

 

そういった博打的な行為が好きでたまらないのならそれは趣味として結構だが、資産を増やすのが目的なら辞めた方がいい。

「〇〇の株が爆発的に上がってるらしいから自分も乗り遅れないように買わなきゃ!」、「株価暴落(現在のような局面)で含み損増えてきたしもうダメだー、売ろう・・・」みたいなのも完全に負けマインドだ。

 

投資対象を理解してない

友人に投資対象について聞くと、驚くほど理解していないことが多い。

知り合いの銀行員に勧められた商品を定期積立していたり、保有している株の個別銘柄について具体的な業務内容すら知らなかったり。

 

これは投資において最大のリスクであり、やっていることはギャンブルと変わらない

よく考えてみてほしいのだが、食材でも日用品でも何かを買う時によく分からないものを買うだろうか?

 

いや、ある程度は(または完全に)知っていて、自分なりの選択基準があって買っているはずだ。

それが投資商品となると、なぜか「よく分からないけど勧められたから」とか、「なんか流行っているみたいだから」というような理由で大切な資金を突っ込む人が多いのだ。

 

その時点で完全に投機だ。

自分が理解していないものは全て投機だと思った方がいい。

 

蔓延る“詐欺的”投資スクールや手法

少し本題と逸れるが、大事な資金をドブに捨てないために書いておきたい。

それは「世の中には詐欺的な投資スクールや手法が蔓延っている」ということ。

 

投資に関する情報を漁っていると、必ず投資スクールや投資先の情報が目に付くようになる(特に広告)。

しかしそういった話の99%は詐欺とまでは言わないが意味のないものだ。

 

なぜなら、スクールならそれは単に金儲けの手段であり、他人の手法が自分にマッチする可能性は限りなく低いから。

ここでは深くは書かないが、そういったスクールに入ったり高額な商品を購入したりするくらいなら、その分何かの銘柄を買う方が1,000倍いい。

 

逆に、ほぼ毎日のように有益なコンテンツを提供しているメルマガや、発行期間の長い有料定期レポートみたいなものは信頼に値する

メルマガは不要と感じた瞬間に配信停止できるし、レポートもそれだけ発行期間が長いものは信頼に値するからだ。

 

「投資」とは?

多くの人が資金を突っ込んでいることのほとんどが投機であることが分かったが、では投資とは一体何なのだろう?

それは投機とは対照的に以下の2点に裏打ちされると考えている。

 

  1. どんなことにもブレない軸・ルールがある
  2. 投資先に対する理解があり出口戦略が明確である

 

ブレない軸・ルールがある

投資に対して、自分なりの軸やルールは非常に重要である。最重要と言っても過言ではない。

なぜなら、ブレない軸・ルールによってちょっとした相場変動による精神的に取り乱すことが無くなるし、損失を最小限に抑えて表面的な情報に踊らされることも無くなるから。

 

例えば、株で1つの銘柄に全投資資金の5%までしか投資しないと決めていれば、万が一その株の価値が0になったとしても損失は最大で5%だ。

更に、価格が20%下がったら売却するルールにしていれば(指値注文を入れておく)、損失は最大でも資金の1%に抑えられる。

 

また、優良銘柄からコンスタントに配当金を得て再投資することが目的ならば、多少の値動きには動じずに長期保有することができるはずだ。

投資の神様と言われるウォーレンバフェットも、投資の鉄則は「1.ルールを守ること、2.1を忘れないこと」と言っているくらいだ。

 

投資先に対する理解・出口戦略が明確

自分が何に投資しているかを他人に説明できるくらいのレベルで理解していなければ、それはギャンブルと大差ない。

逆に他人に説明できるレベルなら、多少の値動きに動じないし、買い増しや売却の適切なタイミングが分かるだろう。

 

投資先のことをよく勉強していれば関連する情報にも敏感になり、万が一ネガティブなニュースが出たとしても早々にキャッチできるし冷静な判断ができる。

だから慌てて投げ売りしてしまうようなことも無いし、しっかりとリターンを出す(または損失を最小限で抑える)ことができるわけだ。

 

先にブレない軸と投資ルールについて書いたが、これを守るには投資先に対する理解は必須。

よく分からないものが自分のルールの合っているかなんて、判断できるわけがない

 

免許の無い人が車でいきなり公道を走ったら事故るのと一緒で、資金を突っ込む前に理解することは当然なのだ。(実際には事故る人がほとんどだが・・・)

とにかく実は基本中の基本なのがこの投資先の理解であり、当たり前だけどほとんどの人がやっていないことなので、“やれば半分は勝ったようなもの”だ。

堅実な投資方法とは

投資と投機の違いが分かった上で、では資産を増やすことができる「堅実な投資方法」とはどんなものだろうか。

それは、「企業・技術・経済の成長と共にある投資」だ。

 

私たちの生活は多くの企業や技術の進歩の上に成り立っている。

例えば今やほとんどの人が当たり前のように使っているスマホだって、電気自動車だってネットフリックスだってみんなそうだ。

 

新たな技術が開発され企業がそれを広め経済が発展していく。

このプロセスは絶対(世界的な核戦争でも起きない限り)であり、そういった世の中に価値を提供する企業や国に投資すれば、確実に資産は増えるのだ。

 

具体的には長期的な成長が見込まれる企業や毎年配当を出している企業(米国中心)の株式を買って保有し続けるのが基本となる。

 

成長には時間がかかる

ここで1つ大きな問題点がある。

それは成長することは確実だと分かっていても、その成長にはすごく時間がかかるということ。

 

これは新たな技術が生まれて世に浸透し一般化される過程を考えてみれば分かる。

例えばアップルがiPhoneを発売した2007年、株価は3ドル付近だった。

 

それから15年経った2022年現在、株価は一時180ドル代にまで成長している。

単純計算だが、当時100万円を投じていたら60倍の6,000万円になっているのである。

 

ここまで顕著な例は多くはないが、長い時間をかけて技術と共に企業・資産が成長する最たる例である。

また、世の中に革命を起こすような技術(ブロックチェーンなど)に関連するベンチャー企業は高い成長性が期待されるものの、設立から利益を出せる体質になるまでには少なくとも数年を要するものだ。

 

つまり、企業や経済の成長は今日明日、1、2年後という話ではなく、10年〜数十年と言った長期に渡るものなのだ。

“投資”には忍耐力・継続力が必要なのである。

 

配当を再投資する

特にアメリカでは、利益を株主に還元する「配当」を重視している企業が多い

株主には毎年「1株当たり〇〇ドル」というように、配当金が振り込まれる。

 

それらの中には何十年と増配(配当金を増やし続けること)している企業もあり、「配当貴族」「配当王」などと呼ばれている。

振り込まれた配当金は出金して使うこともできるが、それより格段にお勧めする使い道がある。

 

それが「再投資」だ。

これは振り込まれた配当金で更に株を買い増しするということ。

 

保有している株数が増えれば振り込まれる配当金は更に多くなる。

それを繰り返すことで、長期的にみると「複利の効果」を得て雪だるま式に資産が増えるわけだ。

 

更にはこの配当を出す企業の株価自体が成長すれば、実質的な利回りはもっと高くなる。

配当金再投資と株価成長を合わせると、10%を超す利回りがある企業も珍しくない。

 

もちろん全てがそういう優良企業ばかりではないが、配当金はもらえることはあっても取られることはないので、そう言った意味では確実にプラスのリターンがゲットできるということだ。

配当金の再投資は下げ相場にも耐性があるので、長期的には非常に堅実な投資方法である。

今回のポイント


今回まとめたのは、投資と投機の違いだ。

 

  • 投資:技術の進歩や企業・経済の成長と供に資産を増やすこと
  • 投機:相場の短期的な値動きを予想したり自分が理解していないものに資金を投じること

 

これを踏まえ、優良企業にや配当を出し続けている企業の株を長期的に保有し、配当金を再投資していくことが最も堅実な投資である。

では優良企業とは?という点については別の機会に。

 

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