【投資の種類】とれるリスクや時間によって自分に最適な方法を選ぶ!

あなたは「投資の種類」をどれくらい答えられるだろうか?

「それも名前を聞いたことがある」程度ではなくて、他人にザックリとでも説明できるレベルでだ。

 

ここでは世の中に数ある投資(投資商品)の中から、現実的なもの・手を出しやすいもの・実際に私がやっているものについてまとめる。

投資の種類(現実的なもの)

まず最初に取り上げるものを列挙する。

 

  • 日本株式
  • 米国株式
  • 投資信託
  • 海外ETF
  •  FX
  • 債券
  • 不動産

 

1つずつ見ていこう。

日本株式

証券会社を通じて日本企業の株式を売買する。

上場(証券取引所で売買できる)している会社の株式を売買することで利益を得たり、配当金や株主優待を得ることもできる。

 

購入は100株単位などのため、ある程度まとまった資金が必要で、投資スタイルとしては頻繁に売買をするデイトレード(数時間〜数日で決済)を行っている人が多い印象。

現物の株を売買するだけでなく、信用取引やオプション取引といった様々な取引形態がある。

 

米国株式

アメリカの証券取引所に上場されている企業の株式が取引対象。

GAFAを始めとする名だたる企業の株を1株から購入できるため、少ない資金で始めることができる。

 

毎年安定した配当を出す企業も多いことから、投資金額によっては保有しているだけでまとまった配当金をもらうことも可能だ。

日本と比較すると市場規模や成長性が大きく、市場が開いている時間帯が日本時間の夜〜明け方であるため、取引がしやすく人気が高まっている。

 

投資信託(日本)

証券会社や銀行などで購入できる投資商品。

複数の投資家から集めた資金を機関投資家(投資銀行や会社など)が様々な株式や商品などに投資する形式。

 

少額から投資することができるが、手数料の高い商品が多く中長期的に成長し続けるものを見極めるのはかなり難しい

日本では銀行・保険代理店・FPなどの利鞘になっていることが多い。

 

ETF

日本語に直訳すると「上場投資信託」であり、上場、つまり株式の個別銘柄と同じように取引できる投資信託のようなもの。

複数の株式や債券などに投資しているファンド(機関投資家)を、株式のように取引できる。

 

ETF自体が複数の投資対象に分散されているためリスクが限定され、米国株系・テクノロジー系・エネルギー系・インデックス系などのように、様々なテーマに合わせた投資も可能。

特に世界の株式や主要指数などに連動するインデックス系のETFは、積立投資先としても高い人気を誇っている。

 

 FX

為替取引を行うことで、その差益を得ることが目的。

レバレッジを効かせることができるため、少ない資金で大きな利益を得られる可能性がある反面、一気に資金が無くなる可能性もある。

 

中長期的な保有というよりは、数秒〜数日(長くても数週間)で決済するトレードスタイルが主流。

少額から始められ24時間取引ができることから、ライフスタイルを問わず参入しやすいのは長所だが、一気に資金を溶かして即退場する人も少なくない。

 

債券

日本や米国を始めとする様々な国が発行する国債や、企業が発行する社債が投資対象。

償還期間(満期)が決められており、それまで保有していれば利子を得ることができる。

 

利率は償還期間が長くなるほど高くなる傾向があり、発行機関が破綻しない限りは投資元金も戻ってくるため、損失が出る可能性を低く抑えられる。

利率は限定的だが、運用の手間が少なく比較的安全な投資対象として選択する人も多い。

 

不動産(インカムゲイン)

ワンルームマンションの1室やアパートなどを購入し、その家賃収入を得るというもの。

家賃から毎月の経費(ローン・管理費・税金など)を差引いてプラスとなれば利益を得ることができる。

 

表面上の利回りがプラスだったとしても、他に様々な経費(入居者の入替に伴う現状復旧費用・大規模修繕など)がかかり実際にはマイナスとなるケースも多い。

優良物件の見極め(目利き)ができれば最終的に売却して利益を得る(キャピタルゲイン)ことも可能だが、業界人でもない限りかなり難しい。

 

とれるリスクや時間を考えてみる

ここから本題に入る。

数ある種類の中から自分にあった投資が何なのかを見つけるには、とれるリスクや時間を考えてみることが1番だ。

 

リスクについて

投資におけるリスクとは「値動きの幅」のこと。

利益のことをリターンというが、よく「ハイリスク・ハイリターン」などというのは、損失も大きくなるかもしれない一方で、大きな利益を得られる可能性もあるということ。

 

値動きの幅が大きいのだから当たり前のことなのだが、その幅によって「ミドルリスク・ミドルリターン」「ローリスク・ローリターン」などともいわれる。

具体例を挙げると、債券は短期的に見て大企業や国が破綻する可能性は低くローリスクだが、株式は経済的な影響も受けやすいし値動きの激しい銘柄もあるためリスクはそれよりも高くなる。

 

また、前章では書いていないが、もし投資資金が溶けてしまっても良いと思っているくらいリスクをとれるなら、新興国の株式や暗号通貨などの選択肢もある。(オススメしない)

ちなみに、「ローリスク・ハイリターン」みたいな謳い文句の投資商品に出くわしたら、ほとんど詐欺なので気をつけていただきたい。

 

時間について

やってみると分かるが、投資にはめちゃくちゃ時間がかかる

ズブの素人なら、まず取引に必要な証券口座を開設するところから始まり、最低限の知識やPC・スマホによるツールの設定・使用方法などの習得。

 

実際に運用を始めたら債券や株式などの売買から値動き・関連ニュースのチェックなど実に様々なことに時間を取られる。

もしガッツリFXや株式のデイトレードをやりたいなら、1日のうちの大半をPCやスマホのチャートにへばりついて過ごすことになる。(これは全くオススメできない)

 

逆にほとんど時間をかけたくないなら、決まった投資信託やETFを毎月決まった金額積立てるという方法も考えられる。

ほとんどの人は仕事・家事・育児に1日の大半の時間を使っているだろうから、投資に関してまとまった時間を確保するのは難しいだろう。

 

その辺りを自分のライフスタイルと照らし合わせながら、肉体的・精神的に無理が生じないレベルの投資方法を模索するべきだ

ただし、あまりに時間をかけられないからといって、「銀行や保険代理店の窓口に行ってオススメ商品に投資してほったらかし」みたいなのは絶対にNG。

 

勉強は必要だし、投資対象に関しては必ず自分で理解した上で投資するようにするべきだ。

 

投資額について

実際に投資する金額についてだが、これには収入の〇〇%だとか金融資産の〇〇%のような目安があるにはある。

だが個人的には、無くなりはしないまでも半分に減ってしまっても何の問題もないレベルをオススメしたい。

 

なぜなら、どんなに腕の良いプロだろうと天才投資家と言われている人だろうと、必ずマイナスになる(損をする)タイミングはある。必ずだ。

勝率100%は絶対にあり得ない。

 

つまり、運用している資産の評価額がマイナスになるタイミングがあるということ。

この時にドキドキして精神的に不安になってしまうようでは、せっかく投資で人生を豊かにしようとしているのに、ストレスばかり溜まって逆効果になってしまうわけだ。

 

例えば1万円が5千円になったら?10万円が5万円になったら?100万円が50万円になってしまったら?・・・と考えてみてほしい。

それでも安心して眠れる金額があなたの今の状況にマッチした投資額だ。

今回のポイント

数ある投資先の中から自分に合ったものを見つけるには、まずとれるリスクや時間について考えてみること。

とはいえ、投資先については自分自身が完全に理解し納得するくらいの勉強は必要で、他人に任せてほったらかすのは絶対にNG

 

そして万が一投資した金額が半分になってしまったとしても痛くない程度の金額で始めることをオススメする。

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