なぜ投資が必要なのか?肉体労働を10年やって分かったこと

「投資」と聞くと怖いとか危ないなどの意見がいまだに出てくるが、結論を言えば投資は誰にとっても必要なことである

なぜなら、実は投資は生活に根付いているものであり、現代のように将来的に経済的な不安が拭いきれないような状況下では、自分の資産を運用していく考え方なしには人生を豊かにすることはできないから。

 

人生を豊かにするというのは、例えば趣味やスポーツなどやりたいことをやったり、子どもやパートナーと過ごす時間を何よりも優先したりすること。

そのためには自分の資産を守りつつも健全に増やす努力をすべきである

 

ということで、この点を少し深掘りしてみる。

肉体労働という働き方

私は現在、建設現場で肉体労働に従事している。

コレ自体は自分で望んだことであり、元々サラリーマンとしてデスクワークをしていた時よりも仕事に対する充実感がある

 

そもそも人類は狩猟民族だったわけで、時代は変われど毎日体を動かすのが本来の姿だと思っている。

ただ、お金を稼ぐという点においては、肉体労働は非効率。

 

その理由は以下の2つだ。

  • どんなに頑張っても人が作業できる量やスピードには限界がある
  • 現場に出た分だけという給与形態

 

それぞれ見ていこう。

 

人の作業量の限界

人間はロボットではないので、どんなに体力があったって手先が器用だって、やれる作業は限られている。

そして腹も減るし疲れたら集中力は落ちるし、睡眠だって必要だ。

 

サイボーグにでもならない限り、1日に行うことができる作業量には限界があるのだ

10代20代で体力に自信があり、いくら日勤と夜勤を繰り返したところで、必ずそれにも限界がある。

 

特にハードな建設現場では、集中力が欠けると大事故につながり死亡する恐れもあるため、デスクワークよりもその制限は顕著だろう。

 

非効率な給与体系

私を含めた肉体労働に従事する職人というのは、現場に出た分だけ給料がもらえるシステムだ。

人工(日当)× 出勤日数=月の給料

 

つまり、出勤日数が増えるほど1ヶ月にもらえる給料の額が増えるということ。

このシステムの大きな欠点は「上限が見えている」点だ。

 

人工というのはどんなに凄腕の職人でも上限があるし、時間は誰にでも平等なので1ヶ月に働ける日数はMAXでも31日だ。

なぜ投資が必要なのか?

さて、冒頭でもお伝えした通り、なぜ投資が必要なのか?といえば「人生を豊かにする」ためだ。

豊かとは主に、経済的な豊かさや時間的な豊かさのこと。

 

時間を自由に使えたり、好きな時に好きな人とやりたいことが出来るというのは何よりも幸せだが、そうするためには非常に重要なポイントがある。

それは「ライフプラン」を明確にすること。具体的に見ていこう。

 

ライフプランとは

ライフプランとは、人生の節目となるようなタイミングでどのような生活をしていたいか、あるいはしていると予想されるか洗い出し、計画を立てること。

例えば独身の人(男性)が直近のライフプランを立てるとすればザックリだが以下のような感じ。

 

  • 現在:大学を卒業後一般企業に勤務
  • 2年後:転職
  • 27歳:結婚
  • 28歳:妻が出産・育児休暇
  • 29歳:妻の育休期間が終わり会社を退職
  • 31歳:妻が第二子を出産
  • 34歳:1人目の子供が小学校入学

 

このような感じで節目となるイベントがあり、そのタイミングで働き方やお金・時間の使い方が大きく変わってくるのだ。

そしてその時に必要なお金や時間を確保し、選択の幅を広げるためにも計画は立てておいた方が良いというわけ。

 

これがライフプランの意義である。

 

投資の目的

ではそのライフプランに投資がどう関わってくるのかといえば、ズバリ経済的な安心感を得ることが目的になるだろう。

つまりここで言う投資は主に「資産運用」のことであり、自分が現在保有している資産をどのように管理し、そして増やしていくかということになる。

 

人間が持つ悩みや不安はそのほとんどが、対人関係・お金・健康に集約される

そしてお金はそのままだが、対人関係や健康に関してもお金があればその多くを解決できるのである。

 

お金があれば、例えば会社で嫌な上司に会う必要もなければムカつくお客さんと会話する必要もないし、より体に良いもの(高価になる傾向がある)を食べたり病気になっても治療の幅が広がったりするわけだ。

だからと言って、投資の利益だけで生活できるようになろうと言っているわけではない。

 

投資をすることで自分の資産を健全に維持しつつ増やすことで、将来に対する不安をできる限りなくすこと。

そして投資を通じて人生における中長期的な計画を立てたり世の中の仕組みを理解することが目的となってくる。

 

私を含め投資を始めた多くの人が実感することだが、投資をすると世の中の見方が変わってくる。

コンビニでお菓子やコーヒーひとつ買うにしても、その製品に関わる企業や物流の流れに興味が湧くし、物やサービスに対する本当の“価値”を考えるようになるので、身の回りの一つ一つの出来事が楽しくなってくるのだ。

 

自分が今までいかにムダなことをしていたか気づくきっかけにもなるし、自分にとって価値のある物やサービスだけを選んで生きている充実感にもつながる。

投資は自分自身で人生をデザインすることなのだ

今回のポイント

人生を豊かにするためには投資(資産運用)が必須。

なぜなら、投資をすることで人生における中長期的な計画を立て、経済的な不安をできる限り無くし、自分や家族にとって本当に価値がある物やサービスだけを選択できるようになるからだ。

 

投資は決して簡単なことではないが、それによって得られるリターンは計り知れない。

高校でも投資の授業が必修化され、日本でもじわじわとだが投資の必要性が認識され始めた。

 

今後、「投資が当たり前」の時代がやってくることは間違いない。

今一度自分のライフスタイルを考えてみるべきだ。

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