中長期投資と短期投資、どっちがいい?メリットとデメリットまとめ

ここ数年の間に長期投資(バイアンドホールド)を勧める書籍や動画などが増えた気がする。

例えばインデックスファンドへの長期積立や、長期的な成長が見込まれる個別銘柄への投資などはその典型だろう。

 

その一方で、短期で証券を売買することによる利益を目指す、いわゆる短期トレードを好む人もいる。

そしてそれぞれにメリット・デメリットがあるわけなので、ここで深掘りしてまとめておくことにする。

 

中長期投資のメリット・デメリット

中長期投資は主に「バイアンドホールド」戦略によるものだ。

中長期的に成長が期待される企業の株式や、インデックスファンドのETFなどが代表的な投資対象になるだろう。

 

これらの商品を購入して長期的に保有し続ける、もしくは毎月一定額を購入する(積立投資)などして長期的な資産の増加を目指すと言うわけ。

この戦略に対してどのようなメリット・デメリットあるのか見ていこう。

 

中長期投資のメリット

 

  • 購入してしまえば“ほぼ”放置できる
  • 短期の値動きを気にする必要がない
  • 小さな上下はあれど将来的に上昇するであろうことが推測できる
  • 積立投資ならドルコスト平均法により購入コストを平均化できる
  • 時間を味方にして複利の効果を最大化できる

 

バイアンドホールド戦略、は多忙を極めるサラリーマンや毎日の銘柄分析に時間を取られたくない人などには向いているだろう。

一旦投資先に資金を投入してしまえば、後はよほどのことがない限り特に何もする必要がないからだ。

 

もしくは積立投資なら資金の投入を自動化することができるため、積立ていることを忘れてしまう人すらいる(特に月々の金額が少額の場合)。

数年前から米国のSP500に連動するインデックスファンドが流行り出し、NISA制度も追い風となって積立投資を始める人が爆発的に増えた。

 

実際のところ米国のSP500のような指数は、日経平均などと比較すると大きな成長率を見せており、今後も成長することが期待されている。

また、投資において最も強力とされている「複利」のパワーを享受するにあたって時間は長いほど良いため、平均して一定の利率を得られるなら資が非常に大きくなる可能性もあるわけだ。

 

中長期投資のデメリット

 

  • 投資先はしっかりと精査するスキルがいる(長期間保有することになるため)
  • 資産が増えるのに長期間かかる
  • ルールに従うことができない
  • 運に大きく左右される

 

購入後は数年〜数十年保有し続けることになるため、投資先は慎重に選ぶ必要がある。

そのためにはある程度金融リテラシーが必要で、どこかでオススメの銘柄に飛びつくことはやってはならない

 

そして投資先を決定し晴れて購入したとしても、資産が増えるのにはとにかく時間がかかるのだ。

人間は待つことが嫌いだから、意気揚々と始めたはいいが数ヶ月〜数年も経たないうちにやめてしまう人が多い。

 

これは「待てない」という理由以外にも、病気や家のリフォームなどでまとまった出費が必要になったり、他の魅力的な商品に乗り換えたくなったりすることもあるから。

人生の中で長期間一定のルールに従い続けることはなかなか難しいわけだ。

 

極め付けなのは、不確定要素である「運」が関わってくるということ。

と言うのも、開始時期がリーマンショック後のドンと沈んだ時期だったら今頃資産は大きく増えているかもしれないし、順調に資産が増えていても〇〇ショックのような大暴落でその後数年は大きく資産が減る可能性もあるからだ。

 

こればかりは操ることも読むこともできないが、自分の人生の中でそのスタートタイミングがとこになるかは、運によると言わざるを得ないだろう。

 

短期投資のメリット・デメリット

短期で利益が出るのはメリットだが、逆に短期で損失が出る可能性もある。

しっかりとしたロジック(ルール)の元でやれば利益は出せるが、そうなるまではそれなりの経験が必要になるだろう。

 

短期投資のメリット

 

  • 短期で利益を得られる(損失もあり得る)
  • うまくやれば短期間で資産を増やせる
  • レバレッジを利かせればよりスピーディーに資産を増やしていける
  • 原資の流動性が高い

 

短期投資はいわゆるデイトレードとかスイングトレードと呼ばれる取引だ。

数日〜数週間で売買を行うのがスイングトレードであり、1日のうちにポジションを決済するのがデイトレード。

 

取引によっては数秒しかポジションを保持しないスキャルピングという手法もある。

これらの方法は、何より短期間で資産を増やせるという点がメリットだ。

 

もちろんそれだけ損失が出る可能性もあるわけだが、しっかりとした理論を確立して感情的にならなければ、勝率が低くても利益が出るものなのだ。

また、レバレッジを利かせる(株の信用取引やFX取引)ことで、買付余力の数倍〜数十倍の金額の取引を可能にできる

 

つまり、少ない資金でも利益を何倍にもできる可能性があるということだ。

そしてポジションを短期間で決済するため、万が一現金が必要になったとしてもすぐに引き出すことができるというのもメリットになる。

 

短期投資のデメリット

 

  • 相場の分析や確認に時間を要する
  • 感情的なトレードにより大きな損失を出すことがある
  • 値動きが気になって他のことに集中できなくなる可能性もある

 

短期のトレードの場合、取引回数が多くなるから単純にそれだけ時間を必要とする。

チャートを見る時間は増えるし、値動きが気になって仕方なくなることもあるだろう。

 

ビギナーズラック的に利益が出たとしても、利益を“出し続ける”のは難しい。

なぜなら、個人投資家の多くは「含み益が出たらすぐ売り、含み損が出たら売れない」傾向が強いからだ。

 

つまり、利益は少なくて損失は大きいというわけ。

これは明確なルールを持たずに感情的なトレードをしてしまう人ほど顕著だ。

 

直感に頼ったり熱くなって根拠のない取引をしてしまえばまず勝ち続けることは困難だし、チャートから離れられなくなって私生活に影響が出てしまうことだってあるのだ。

ルールを確立し機械的な取引ができないのであれば、短期的なトレードはやらない方が良いだろう。

今回のまとめ

投資を期間で分ければ、数年〜数十年というスパンの中長期投資と、数日(時に数秒や1日)〜数ヶ月というような短期投資に分けられる。

そのどちらにもメリットとデメリットがあるので、大切な資金を投入する前にそれらを押さえることが基本だ。

 

性格による向き不向きもあるため、少額でやってみたりデモ口座を利用したりするのも手だろう。

経験を積まなければ実感できないことも多いが、いずれにしても闇雲に投資先を選ぶことだけは避けなければならない。

 

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