典型的な地方銀行であるノースウエスト・バンクシェアーズ[NWBI]。
今年(2023年)はシリコンバレー銀行やシグネチャー・バンクなどが相次いで経営破綻する中、むしろ買い増しを行った。
早速見ていこう。
SBIでの取引結果
- 買付日:2021/01/29、2021/06/29(売却)、2022/03/03、2022/03/20、2022/12/01、2023/03/31
- 買付数量:34株、-10株、4株、10株、2株、2株
- 取得単価:13.17USD、13.69USD、13.98USD、13.83USD、15.29USD、12.06USD
- 手数料:210円、0.61USD、0.25USD、0.62USD、0.14USD、0.10USD
- 為替レート:104.83円、109.52円、115.69円、121.04円、136.60円、134.15円
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[NWBI]買いのポイント
ノースウエスト・バンクシェアーズ[NWBI]は最初に購入してから度々買い増しており、それだけ長期間、経営や将来性にブレがないということだ。
同行の買いのポイントは以下の3つ。
- ローンの質が良い
- 金利上昇と配当増
- 割安な株価
ローンの質が良い
2008年のリーマンショックを思い出して欲しいのだが、その発端となったのは2007年の「サブプライムローン問題」だ。
細かい仕組みは割愛するが、そもそもの問題は、明らかに返済不能に陥る可能性が高い人(サブプライム)に対しても積極的に貸し込んでいたこと。
つまり、一言で言えば「ローンの質が最悪」だったわけだ。
銀行はローンによる受取利息が大きな収入源の1つとなっているが、それが純受取利息(NII)である。
同行は、2022年4ー6月期の延滞ローン総額は 5,110 万ドルで、ローン総額の 0.49% まで減少しており、純受取利息も増加傾向にある。
また同行は、預金の64.5%がFDICの基準値内であり、FDICの保険でカバーされている割合が最も高い銀行の1つ。
つまり、同行は、財政的に安全な銀行ということだ。
ーー連邦預金保険公社(FDIC)ーー
金融機関が破綻した場合に、一定額の預金などを保護するための預金保険制度を運営する米国政府の独立機関のこと。
金利上昇と配当増
2023年6月の連邦公開市場委員会(FOMC)では、これまで連続で実施してきた利上げを停止した。
ここまでの利上げ幅は5%に達し、この後のFOMCでは再び利上げされる可能せも残されている。
金利が上昇すると、特に銀行は業績向上につながりやすい傾向がある。
現に同行では純金利収入が増加傾向にある。
それに加えて定期的に増配しており、直近の配当利回りは7%付近と非常に高い水準にある。
配当を再投資すれば複利の効果で資産を増やせるため、高い配当利回りを維持できる見込みのある企業は、長期投資に向いているのだ。
割安な株価
2022年度の下げ相場や、2023年度の相次ぐ世界的な銀行破綻を受けて、銀行株が全体的な下落を見せた。
が、そんな中でも同行では大規模な預金流出などなく、健全な経営を維持している。
つまり、同行のような優良銀行株は割安で手に入るチャンスなのだ。
予想PERは11.05倍、予想PBRは0.94倍、予想EPSは1.00となっている。
優良株を割安で購入することは、長期的に資産を増やすにおいて鉄板と言える方法だ。
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