“肥満大国”とも呼ばれている米国は、コロナ禍でのリモートワークの普及によって、肥満治療のニーズが高まっている。
そこで、肥満治療をリードする 革新的医薬品企業であるノボ・ノルディスク[NVO]について仕込みを行った。
SBIでの取引結果
- 買付日:2022/10/04
- 買付数量:3株
- 取得単価:104.86USD
- 手数料:1.41USD
- 為替レート:149.61円
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[NVO]買いのポイント
ノボ・ノルディスクの買いポイントは以下の3つ。
- 糖尿病、血友病、成長障害、肥満にフォーカス
- ウゴービという急成長医薬品
- 財務の健全性
糖尿病、血友病、成長障害、肥満にフォーカス
どんなビジネスにおいても、得意分野にフォーカスするのは定石だ。
当社はディフェンシブセクターであるヘルスケアセクターに身を置きつつ、糖尿病や肥満などにフォーカスしている。
例えば、同社が提供するインスリンは世界のインスリン供給量の約半分をしめ、3,630万人の患者が同社の糖尿病 治療薬を服用している。
また、生活習慣病である2型糖尿病とも関連があるとされる肥満にもフォーカスしており、その画期的な治療薬であるのが次に紹介する「ウゴービ」だ。
ウゴービという急成長医薬品
米国疾病対策予防センター(CDC)によると、米国の成人の42%、そして子供の5人に1人が肥満であるという。
肥満は、2型糖尿病・心臓病・脳卒中・複数のがんなどと関連していると言われている。
であれば野菜を中心とした健康的な食事や定期的な運動によって予防が可能であるにも関わらず、それに取り組んでいる人はあまりに少ない。
加えて、肥満の人は平均的な体重の人に比べて、毎年1,700ドル以上も多くの医療費を支払っているというデータもある。
そのような社会問題とも言えるべき「肥満症」に対して、FDAから承認を受けた治療薬「ウゴービ」を2021年の6月に発売したのだ。
日本においても既に糖尿病治療薬として使用されているオゼンピックに続き、2023年3月27日に肥満症を適応としたGLP-1受容体作動薬セマグルチド〔商品名:ウゴービ〕の製造販売が承認された。
このウゴービの売上は凄まじく、米国時間5月4日に発表された2023年1ー3月期の決算において、売上高は前年同期比225%増、前期比87%増となった。
売上は今後も伸び続けると予想されている。
財務の健全性
ウゴービの好調な売上を筆頭に、肥満治療薬全体の売上も好調だ。
2023年1ー3月期の決算において、売上高は前年同期比131%増だった。
2022年10ー12月期の決算において、売上高は前年同期比25% 増の480億9,000万DKK(デンマーククローネ)、EPSは同比64%増の7.80DKKとなった。
また2022年通期の売上高は前年比26%増の1,769億5,000万DKK、EPSは同比18%増の24.44DKKとなった。
2023年通期の売上高の成長率は、最大で30%になると予想される。
ちなみに売上高やEPSがDKKで表記されている通り、同社はデンマークに本社を置く会社である。
つまり、カントリーリスクの分散にも寄与するわけだ。
大ヒットが期待される新薬を持ち、優れた成長見通しと高い収益性を誇る、不況に強い企業がノボ・ノルディスクなのだ。
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