どんゴリ(@dongori_momoki)より。
設備屋の給料事情が分かる。私の日当や年収も暴露する。
誰でも仕事を選ぶ時に給料って気になるだろう。
中には給料の金額だけで選ぶなんて強者もいるかもしれない。
じゃあ私が現在従事している設備屋という仕事。配管工や水道屋などと呼ばれることもあるが、大きいくくりでは、建設現場で働く職人だ。
この給料事情について赤裸々に話していきたいと思う。
設備屋である私の給料を公開
私は設備屋という職業に身を置いておよそ10年になる。
前職はIT企業でSE(セールスエンジニア)をやったり会計事務所に勤めたりしていた。
そんな私の設備屋としての給料事情が以下。
残業代:出たり出なかったり
給料=日当×出勤日数−諸々の天引き
1ヶ月のおおよその手取り額は20万円〜25万円。
この額を多いと見るか少ないと見るかは人次第だとは思うが、この給料だけで子供のいる家族を養っていくには厳しい・・・。
普通の職人は休みが日曜日だけで祝日も出勤しているため、上記の金額よりは5万円くらい多いイメージだと思う(私は諸事情により土日祝は現場に出れない)。
私の場合結構休みをもらっていて、月の出勤日数は22日前後だから職人としては少ない方かもしれない。
日当に関しては、ちょうど平均か少し下くらいだろう。
私の知る限り、下は9,000円〜上は21,000まで幅広くいるのだが、私の仲間内の職人は15,000円くらいが相場だと思われる。
で、正直なところこの金額に満足しているのかと言えば、「全くもって満足していない」。
なので、もっと経済的・時間的に自由になるために、大きい声では言えないが副業をやっている。
しかもやってみて分かったのだが、職人は副業に向いている。この辺りは以下の記事にまとめているので、読んでみてほしい。
参考:【年収アップ】現場職人が副業をするのに適している4つの理由とは?
結局設備屋って儲かる?
結論から言うと、設備屋は儲かるとは言い難い。
世間一般で1つのボーダーラインとされている、年収1,000万円という金額を稼げるかと言われれば、単純に職人としての給料だけでは不可能だ。
もちろん、やり方によっては可能だが。
参考:職人(雇われ配管工)が年収1,000万円を超えることはできるか?
なぜ不可能かといえば、時間を切り売りしている日雇いのような働き方では、上限が目に見えているから。
例えば、日当が2万円(これだけもらっている人はまずいない)で休まず出勤したとしても、20,000×365=730万円なのだ。
1,000万円に270万円も足りないし、実際休み無しなんてムリなのだから、非常に厳しいのは一目瞭然なのだ。
独立したらどうなのか
職人なら独立して一旗あげたいと思っている人もいるかもしれない。
確かに、雇われ職人でいるよりは、独立(会社を作る)した方が大きく稼げる可能性があるのは事実。
なぜなら、たくさん人を雇って大きな現場を請負うことができれば、人件費を抑えて会社としては利益を大きくすることができるから。
ただ、そもそも長く続けて会社の“手足”になる人を雇うのは難しいし、会社の利益を優先すれば社員は離れていってしまうだろう。
独立すれば稼げる!みたいなのは幻想で、結局は稼ぎたい分だけ現場を請けて、雇われていた時以上に現場に出てみたいになってしまうことも少なくない。
売上は大きかったとしても、その分経費も多くかかって手元に残るお金はほとんど無く、利益が全く出ないというような話もよく聞く。
もちろん何のトラブルもなくうまくいく現場もあるだろうが、毎回そのような現場ということは絶対にあり得ない。これは経験則だ。
独立すれば必ず大きく稼げるようになるとは思わない方が良い。
儲かっているように見える職人の実態
もしあなたの周りに儲かっていそうな設備屋「職人」がいたら、年収がどのくらいか聞いてみてほしい。
年間の売上ではなくて“年収”だ。
そこそこいい車に乗って高額な道具をたくさん持っていて、さぞかし稼いでいるのだろうと思うかもしれないが、ほとんどは会社の経費にするためで、お金をたくさん持っているわけではないのだ。
会社のお金で車や道具を買ったとしても、それはあくまでも会社のものであって、個人の資産では無い。
そして高額な道具も車も、ローンを組んでいるということなら、負債を抱えているのと同じこと。
現場が閑散期で仕事が無い時は自分の貯金を削って給料を出さなければならないし、何かあって会社を畳む時には何も残らない。
自分が現場に出て手を動かさなければ仕事にならず、資産を作ることができない(利益が出る仕組みを自動化できない)のが職人というビジネスモデルで、お金を稼ぐためには最も非効率なのだ。
逆にもしお金を効率よく稼ぎたかったら、今の時代は「ネットビジネス」一択。
ネットビジネスとはインターネットを活用して、少ない資金で始められ大きく稼げる可能性があるビジネスだ。
以下の記事にまとめているので、読んでみてほしい。
参考:建設業の職人が年収をすごく増やす方法3選【給料だけではムリです】
また、副業はちょっと・・・という人でも、人生において投資は必須だ。
大事なのでもう1度言っておくが『投資は必須』だ。
その理由については以下の記事に書いているので、必ず読んでみてほしい。
参考:なぜ投資が必要なのか?肉体労働を10年やって分かったこと
まとめ
今回は現役設備屋である私の例を交て、給料事情を赤裸々にお伝えした。
ぜひ今後の人生の参考にしていただければありがたい。
今回のポイント
設備屋の給料はそれだけで子供のいる家族を養っていくにはちょっと厳し目。例え独立したとしても儲かるとは言い難い働き方である。
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